臨海地域

みつだんご

〇年〇月〇日

大洗町で食べられている和菓子です。碁石のような形状の団子を、専用の鉄板で焼き、電子ジャーに入れた、店ごとの秘伝のたれに漬け込んで出されます。串に三つ刺さって、黄粉をかける場合もあります。専用の鉄板は、浅型のたこ焼き器と言うような代物で、もはや入手は困難だそうです。焼いているのに非常に軟らかい食べ物です。

お店紹介

たらし

〇年〇月〇日

大洗町に特徴的に分布する鉄板焼きです。緩く水に溶いた小麦粉を鉄板で焼きながら、醤油やソースで味付けたシンプルな食べ物で、原初のもんじゃ焼きといえるでしょう。食べ終わった後に鉄板にくっついた焦げ（「せんべい」と呼びます。）を剥がして食べて締めくくります。

ただ明確な、もんじゃとの区別はないようです。あえてあげるなら、原初のもんじゃに近い、つまり、味付けは、醤油やソース、あるいは具材そのものの味で、水溶き小麦粉に出汁は入っていないという共通点があります。食べるときに、もんじゃを食べるときに見られる、土手と呼ばれる、堰を作らないなどの文化的特徴があります。

水溶き小麦粉の中には、具材が入っています。具材が一種類なら、一色、二種類なら錦というような具合に呼びます。この具材には、ねぎ（輪切りの刻んだ長ネギ）、フシ（鰹節）、ノリ（青のり粉末）、キリイカ（さきいか）が基本ですが、最近では、ソーセージ（魚肉ソーセージ）やベビースター、カレー粉なども登場しています。

お店紹介

あべ川

〇年〇月〇日

ひたちなか市の那珂湊地区で食べられている団子です。静岡の安倍川餅とは別物です。基本的には、みつだんごと似ていますが、碁石型ではなく円柱型、言い換えるなら、ホタテの貝柱のような形状をしています。平たい鉄板の上に、金属のリングを置いて焼くので、この形状になるそうです。蜜と黄粉がたっぷり掛かっています。現在では、店で提供しているのは那珂湊駅前の店しか残っていません。

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〇年〇月〇日

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