県西地域

しもつかれ

〇年〇月〇日

すみつかれ、すみつかりとも言います。結構、関東各地で見られる食文化。下妻市が名物といっていますが、茨城県西部や栃木県、群馬県を中心に根付いています。最近では桜川市の旧真壁地区で復権を目指しています。
大豆と、すり下ろした人参及び大根、鮭の頭、油揚げ、酒粕を煮込んで、塩や醤油で味を整えた料理。節分の後の初午の日に食べる風習です。

かつては、家々で作られ、互いに食べ比べる風習がありました。そして、「しもつかれを7軒食べ歩くと病気にならない」、「なるべく多くの家のしもつかれを食べると無病息災」などの俗言が生まれました。江戸時代には、飢饉の時に配給される食事になっていたといわれます。桜川市では、観光の目玉として、ひなまつりを毎年実施しておりが、そのタイアップの食文化になって居ます。人参や大根をすり下ろす道具は、鬼おろしという竹製の目の粗いおろし器を使います（2006/02）

鮒の甘露煮

〇年〇月〇日

古河の名物といったら、鮒の甘露煮。江戸時代、宿場町であった古河の飯屋で、鮒の煮付けを出しのが起源といわれ、その後、改良が加えられ現在の形にいたる。

鮒を素焼きにした後、長時間、醤油や水飴で煮込む。現在残っている店は、それぞれ独自のタレで煮込んでおり、秘伝とされている。残念ながら、もはや、渡良瀬川で安定した鮒漁は見込めず、霞ケ浦産となっている。

柔らかいので歯が弱くても大丈夫。

（2006/02）

べったら

〇年〇月〇日

1970年代に一世を風靡したコナモン文化。「ぼったら」もしくは「べったら」と呼ばれていたようだ。ただ、甘酒に大根を漬けたものを、べったら漬けと呼び、東京日本橋に残る食文化があるので、「ぼったら」に表記を統一する。しかしながら、詳細は不明。小麦粉を水で溶いたものを鉄板に薄く塗って剥がして食する食べ物で、苺シロップなどで味付けしたようだ。古河にあったと言うより全国的に見られるようで、検索エンジンで「ぼったら」を検索すると、そこそこ情報が集まる。主に集まるのが川口市や浦安市で、もんじゃの別称というものだ。だが、情報に一貫性が無く、このサイトでは「古河ぼったら」として情報を集めたい。
（2008/10）

ゆでまんじゅう

〇年〇月〇日

意外とポピュラーな和菓子。結城の名物で、江戸時代末期から普及。小麦粉（あるいは蕎麦粉）を水を加えて練り上げる。餡を包んで、沸騰した湯に放り込む。初めは沈んでいるが、徐々に浮いてくる。浮き上がったものからザルですくい、水を掛けて「照り」を出す。好みのはっきり分かれる食べ物で、「ちくわぶ」のような皮の食感は、「まんじゅうは、皮が命」という人には勧められない。しかしながら、結城市内には取り扱っている和菓子屋は多いので庶民的な価格帯の結城土産には最適。日本各地で見られる郷土菓子のひとつで、結城では、幕末に藩主の水野氏が奨励したようだ。（2006/04）

干し納豆

〇年〇月〇日

納豆を乾燥した冬期に乾燥させたもの。乾燥させるときに塩を振る。良く乾燥したものは元々大豆なので非常に堅い。歯が丈夫なら噛み砕いて食べるが、お茶漬けにして利用する。乾燥させることによって、納豆のうまみが濃縮される。

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